「Claude Codeが便利なのは分かった。でも、自分の会社のどの業務に使えばいいの?」——Claude Codeとは?を読んだ方から、次によく聞かれる質問です。
「何でもできます」と答えても、たいてい伝わりません。何にでも使えるという言葉は、結局何にも使えないという言葉と同じ響きを持ってしまうからです。そこで、どんな会社にも共通してタスクが多い「マーケティング」「営業」「経理」「人事・採用」の4カテゴリに絞ります。社員ゼロで Claude Code を運用する私たちAlterSyncが、実際にやっていることだけを挙げていきます。
なぜこの4カテゴリなのか
会社の規模を問わず、時間を食うのに売上に直結しない裏方業務は、だいたいこの4つに集約されます。
- マーケティング:発信・集客のためのコンテンツ作り
- 営業:新規開拓の準備〜商談前の下ごしらえ
- 経理:見積・請求・記帳といった数字まわりの事務
- 人事・採用:役割設計・マニュアル化・オンボーディング
重要だけど、自分でやると時間が溶ける。四つとも、その一点で共通しています。Claude Codeが効くのは、まさにここです。
マーケティング:発信の「手が止まる」を解消する
ブログ・SNS・提案資料といった発信系の作業は、ネタがないから止まるわけではありません。ネタはあるのに手が動かない。それが一番のボトルネックです。
- 記事の量産体制:ブランドのトーン・SEO要件を一度「スキル」として教えれば、次からは「次の記事書いて」と頼むだけで下書きが上がります。この記事自体も、そのスキルで書いています。
- 提案スライドの部品化:自社の配色・フォント・レイアウトをコード化し、商談のたびにゼロから作らない体制になりました。
- SEO・計測まわりの整備:構造化データ、サイトマップ、アクセス解析の設定など、地味だが集客に効く裏方作業も任せられます。
営業:新規開拓の「調べる・確認する」を巻き取る
営業は「リスト作り」と「提案の準備」に時間を取られがちです。どちらも、Claude Codeが得意な"調査→整形→出力"の作業でもあります。
- 営業リストの作成:業界・地域を指定すると、対象企業の洗い出しから実在確認、Excelへの整形までを一続きでやります。実際に中四国・九州の発注側メーカー100社を実在確認込みで作らせた実践ログはこちらで公開しています。
- 案件への応募文・提案文の下書き:募集要項を渡すと、実績を踏まえた応募文の下書きが上がります。
- 商談準備の下ごしらえ:相手企業の情報整理や、想定質問の洗い出しなど、商談前の"調べもの"を任せられます。
経理:数字まわりの「毎回同じ作業」を型化する
経理は、手順がほぼ決まっているのに時間を食う典型です。決まっているからこそ、毎回手作業でやる必要がありません。
- 見積書・請求書のドラフト作成:フォーマットと単価ルールを一度教えれば、案件ごとに数値を差し替えるだけで下書きが仕上がります。最終確認・送付は、必ず自分で行います。
- 入出金・経費の記録:レシートや取引の情報を渡すと、記帳しやすい形に整理してくれます。
- 月次の売上・KPI集計:売上や案件の進捗をまとめ、経営判断に使う数字をすぐ出せる状態にしておけます。
送金・振込・決済そのものは行いません。記録・下書きまでを任せ、実行はすべて自分で行う。ここが安全な線引きです。
人事・採用:ひとり会社でも「組織の設計」はできる
「人事・採用」と聞くと、社員がいる会社の話に聞こえるかもしれません。ところが、社員ゼロの会社にも実はこの業務が必要になります。私たちの場合、それは「AI社員」の役割設計という形で表れています。
- 役割・業務範囲の設計:秘書・営業・開拓・制作・マーケティング・カスタマーサクセス・財務経理・新規事業という8つの役割(AI社員8人)を定義し、それぞれの担当業務と判断基準を言語化しました。人を雇うときの職務定義書づくりと、本質的には同じ作業です。
- 業務マニュアルのスキル化:「この手順で、この基準で対応する」というノウハウを"スキル"として書き残すことで、誰が(どのAI社員が)担当しても同じ品質で再現できるようにしています。新人のオンボーディング資料を作る作業に近いものです。
将来、実際に人を採用する場面が来ても、この役割定義と手順の言語化は、そのまま引き継げる資産になります。
4カテゴリのまとめ
| カテゴリ | Claude Codeが巻き取る作業 | 効果 |
|---|---|---|
| マーケティング | 記事執筆・提案資料・SEO設定 | 発信の手が止まらなくなる |
| 営業 | リスト作成・実在確認・応募文下書き | 新規開拓の準備が速くなる |
| 経理 | 見積・請求ドラフト・記帳・KPI集計 | 数字まわりの事務が型化する |
| 人事・採用 | 役割設計・マニュアルのスキル化 | 組織の土台を先に作れる |
四つとも、時間を食うのに売上に直結しない作業から任せている、という一点で揃っています。AI社員8人の運用コストは、Claude Codeの月額サブスクリプション費用だけ——料金の目安はClaude Codeの料金と始め方で扱っています。
どれから始めればいい?
4カテゴリすべてを一度に任せる必要はありません。まずは自分の会社で一番時間を食っている作業をひとつ選び、Claude Codeとは?で紹介した3ステップ(1業務を選ぶ→手順を教える→スキル化して繰り返す)で試してみてください。
「うちの会社だと、この4つのうちどれから任せられる?」——ここは実際の業務を見ないと答えにくいので、AlterSyncの無料相談では、あなたの業務を題材にその場で実演しながらお答えしています。