Claude Codeを知る

Claude Codeの始め方|非エンジニアが最初の1週間でやること、社員ゼロの会社の順番で解説

公開 2026-08-18約6分で読めます

「Claude Code 始め方」で検索すると、たいていインストール手順が出てきます。ターミナルを開いて、コマンドを1行打って、ログインする。実際やってみると10分ほどで終わります。

詰まるのは、そのあとです。画面は開いた。で、何を頼めばいいのか。 ここで手が止まると、1ヶ月後には開かなくなります。使い続けている状態とそうでない状態を分けているものが一つあるのですが、それは記事の終わりで戻ってきます。

(そもそも何ができるのかはClaude Codeとは?、費用はClaude Codeの料金をご覧ください。)

準備:入れるところは30分で切り上げる

必要なのは、Claude の有料プラン(Pro以上)と、パソコンのターミナルだけです。公式の手順どおりにコマンドを1行実行してログインすれば、その日のうちに動きます。

ここで時間を使いすぎないほうがいいです。開発者向けの設定記事はいくらでも出てきますが、非エンジニアが最初の1週間で触る必要のあるものは、そのうちほとんどありません。動いたら、いったん設定から離れます。

1日目:任せる業務を「1つだけ」決める

私たちAlterSyncが最初にやったのは、機能を調べることではなく、業務を1つ選ぶことでした。全部やらせようとすると、たいてい何も定着しません。

選ぶときの条件は3つです。

条件理由
時間を食っている効果が自分で分かる。分からないものは続かない
繰り返し発生する1回きりの作業を任せても、教えたコストが回収できない
手順がある程度決まっている手順が言葉になっていないと、指示が毎回ゼロからになる

うちで最初に選んだのは営業リスト作成でした。1社ずつ検索して、HPを見て、対象かどうか判断して、表に入れる。時間は食うのに、判断そのものは毎回同じという作業です(この1本目の顛末は営業リスト100社をClaude Codeで作った全手順にまとめています)。

どの業務が自社にあたるか迷ったら、Claude Codeでできる業務一覧を先に眺めてから決めるほうが早いかもしれません。

2日目:会社の前提を、ファイルに1回だけ書く

1日目の作業を終えた翌日、同じ業務をもう一度頼むと、あることに気づきます。「うちは何の会社か」を、また説明している。

新しく人が入った初日を思い出すと分かりやすいと思います。仕事のやり方の前に、会社そのものの説明が要ります。取引先の名前は外に出さない、数字は実測のものだけ使う、この呼び方は使わない。Claude Code はこれを CLAUDE.md という1枚のファイルから読みます。作業フォルダに置いておけば、毎回読み直してくれます。

最初は5行で足ります。うちの初期版も、会社名・事業内容・「数字は捏造しない」の3点だけでした。書き方と、実際に運用して増えた項目はCLAUDE.mdに会社のルールを書く全手順に全文の構成ごと置いてあります。

3〜5日目:同じ説明を3回書いたら、手順書にする

会社の前提を渡しても、業務ごとの手順は毎回説明することになります。 ここが2つ目の詰まりどころです。

対処は単純で、同じ説明を3回書いた時点で、その説明をファイルに保存します。Claude Code ではこれを Skills と呼びます。次からは「営業リストを作って」と頼むだけで、条件も出力形式も向こうが覚えている状態になります。

うちは応募文・営業リスト・請求書・議事録といった業務からこれを始めて、2026-08-18 時点で自作のスキルは16個になりました。ただ、3日目からいきなり16個を目指す必要はありません。1週間で1個か2個で十分です。「3回書いたら保存する」というルールだけ持っておけば、必要な数は勝手に決まります(分量・書き方・失敗はClaude Code Skillsとは?にあります)。

6〜7日目:増やす前に、増やさない基準を決める

ここまで来ると、たいてい欲が出ます。役割ごとに担当を分けたい、専門の担当者を何体も並べたい——サブエージェントという機能があるので、実際に作れてしまいます。

正直に言うと、うちも一度この方向に流れかけました。止まったのは、作る前に「作らない基準」を先に決めたからです。反復が3回以上あるか、指示書1枚で任せられるか、途中で人に質問せずに済むか、読む量が返す量よりずっと多いか。この4つ全部を満たすときだけ作ると決めた結果、いまも動いているのは3体だけです(判定の中身はサブエージェントとは?作り方より先に決める「作らない基準」に書きました)。

最初の1週間でサブエージェントを作る必要は、まずありません。この日にやるのは、増やし方ではなく増やさない基準を1行決めておくことです。

最初の1週間で、あえてやらなかったこと

順番と同じくらい効いたのは、この週に手を出さなかったもののほうでした。

やらなかったこと後回しにした理由
上位プランへの変更1業務を回してみるまで、必要な量が分からない
便利そうな拡張機能の調査業務が1つも定着していない段階では、効果を比べる基準がない
複数の業務を同時に任せるどれが効いたのか分からなくなり、続ける理由も止める理由も出てこない
「AIに任せる業務の一覧表」を作る一覧は作れるが、作った時点で満足して1つも動かなくなる

どれも2週目以降にやれば間に合います。1週目に必要なのは、1つの業務が、頼まなくても回り始めることだけです。

2週目からどう広げるか

1つ目が回り出したら、2つ目を足します。このとき、また CLAUDE.md を書き直す必要はありません。会社の前提はもう置いてあるので、足すのは業務の手順だけです。

うちの場合、この積み方を続けた先に、部署ごとに役割を持ったAI社員8人という形ができました。最初から8人いたわけではありません。詰まったところに1人ずつ足していったら、結果としてその数になっただけです。組織として組み上げる考え方はAI駆動経営とは?AI社員のつくり方にまとめてあります。


冒頭で、使い続けている状態とそうでない状態を分けるものが一つある、と書きました。それは最初に任せた業務が、こちらから頼まなくても発生し続けるものだったかどうかです。

思いついたときにやる作業を任せると、思い出したときにしか開きません。毎週かならず発生する作業を任せると、開かないという選択肢のほうが消えます。インストールでも、プランでも、機能の数でもなく、ここでした。

「うちの場合、どの業務から任せればいいのか」——最初の1業務の選び方は、事業の中身によって変わります。AlterSyncの無料相談では、その1つを一緒に決めるところからお話ししています。

この業務、あなたの会社でもAIに任せられます

「自分の仕事だと、何を任せられる?」に、30分の無料相談で実演を交えてお答えします。同じひとり会社の立場で、率直に。

この記事は2026-08-18時点の情報です。Claude Codeの仕様・料金は変わることがあります。